みなさんこんにちは。
東北の片田舎で、ボーダーコリーと暮らしながらお米と野菜、ハーブを育てているfarm toukoです。
今回は、薬膳インストラクターの視点から、冬至におすすめの大根レシピと薬膳的効能を紹介しますね。
一年のうちでもっとも昼が短く、夜が長くなる日。陰の気も最大に強まるのが「冬至」です。
この日は、”体を温め、巡りを良くする食べ物”を積極的に取り入れたい大切な節目でもあります。
冬至といえば、かぼちゃと柚子湯を思い浮かべますが、実は大根も薬膳では冬至にとても適した食材。
乾燥しやすく、胃腸が弱りやすい冬の体に寄り添い、呼吸器のケアや消化を助け、巡りを整えてくれるやさしい存在です。
farm toukoでも冬になると立派な大根がよく育ち、寒い台所でコトコト煮込むと家中がふわっと甘い香りで包まれます。冷えた体がじんわり温まる”冬の贅沢”
今回は、冬至にぜひ取り入れたい大根の薬膳的効能と、忙しい日でもすぐ作れる簡単レシピをご紹介します。
冬の体調管理に悩む方や、季節を大切にした暮らしをしたい方にぴったりの記事ですよ。
大根が冬至にぴったりな理由
冬至は陰が極まり、これから陽の気が少しずつ戻っていく境目。
薬膳では「陽を補い、巡りを整え、余分なものを排出する食材」が合うとされます。
大根はまさにその役割をしっかり果たす万能野菜です。
呼吸器の乾燥を潤す
冬は乾燥によって喉がイガイガしたり、咳が残りやすい時期。
薬膳では大根は「肺を潤し、咳を鎮める」食材とされています。
大根の豊富な水分と酵素が、乾いた呼吸器をやさしく潤し、喉の不快感を和らげてくれます。
消化を助けて胃腸をサポート
大根には「ジアスターゼ」をはじめとした消化酵素が豊富に含まれています。
特に冬は食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸が疲れやすい時期ですね。
大根は、胃もたれ・膨満感・胸やけの予防に効果的。
薬膳では、「気滞(気の巡りが滞る状態)」を改善するとされ、冬のだるさや重さの解消にも繋がります。
冷えをため込まない巡りの良い体をつくる
大根には体内の余分な熱をとりつつ、巡りをよくする働きがあります。
一見、”体を冷やす野菜”と思われがちですが、煮込むことで性質が穏やかになり、冬の養生のもぴったり。
冬至は「これから陽を増やす準備をする日」。
穏やかに巡りを整える大根は、冬の体に暖かく寄り添ってくれます。
冬至に取り入れたい大根の食べ方

冬至の食養生では、「温かい料理でゆっくり時間をかけて巡らせる」のが基本。
大根は煮物・汁物・蒸し料理など、温めながら消化を助ける調理が合います。
体を温める食材と合わせる
大根は性質が穏やかなので、
- 生姜
- ねぎ
- 味噌
- 鶏肉
- 油揚げ
など温める食材と相性抜群。
冬至は「陰が極まって陽に転じる日」
温性の食材を少し加えた”温める大根料理”が最適です。
消化機能にやさしい調理法を選ぶ
薬膳では冬の胃腸の働きが弱くなりやすいため
- よく火を通す
- コトコト煮込む
- とろみをつける
といった調理が合います。
特に煮物やスープは、体の芯から温めてくれる養生料理の代表格です。
大根と生姜のほっこり味噌スープ
[材料(2人分)]
- 大根:5cm
- 生姜:2~3枚(千切り)
- ねぎ:適量
- 出汁:400ml
- 味噌:大さじ1
[作り方]
- 大根をいちょう切りにして下茹でする
- 鍋に出汁・大根・生姜を入れ、柔らかくなるまで煮ていく
- 火を止めて味噌を溶き入れ、ねぎを加えるだけ
[薬膳ポイント]
- 生姜→体を温め巡りを良くする
- 大根→消化を助けて呼吸器を潤す
- 冬至の冷え・乾燥にぴったりの一杯
シンプルなのに体がホッとする冬の定番です。
大根と鶏肉のやさしい煮物
[材料(2~3人分)]
- 大根:10cm
- 鶏もも肉:150g
- 生姜:一片
- 出汁:300ml
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
[作り方]
- 大根を大きめの乱切りにし、下茹でしておく
- 鍋に鶏肉と生姜を軽く炒め、香りを出す
- 大根・出汁・調味料を入れて20分ほど煮込む
[薬膳ポイント]
- 鶏肉→気を補い体を温める
- 生姜→冷えを散らす
- 大根→胃腸を整える
冬至に食べる巡りを良くする煮物。
farm toukoの冬の食卓の定番でもあります。
まとめ:大根は冬の不調の寄り添うやさしい薬膳食材
- 喉・呼吸器の乾燥ケア
- 胃腸の働きを助ける
- 体の巡りを整え、冬の重だるさを軽減
- 温め食材と合わせて冬至の養生に最適
冬の台所でコトコト煮込む大根は、体だけでなく心も温めてくれる存在。
一年で最も陽が短いこの日に、ゆっくりと自分を整える食事としてぜひ取り入れてみてくださいね。



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