フィンランド語で種を蒔く人という意味の”touko”
その言葉を農園の名前に決めた理由は、ただひとつ。
北欧の暮らしに憧れていたから。
なぜ北欧に憧れるのか、うまく説明はできないのですけどね。
そもそも、北欧の暮らしって?
自然豊かなところでゆったりと時が流れている、そんなイメージ。
深い森があって、湖には静かな波が水面揺らしてる。静寂の中で聞こえるのは鳥のさえずりと風に揺れる葉音。
まぁ、行ったことないのであくまでイメージです。
farm toukoの農場も木々に囲まれた山間部にあります。

近くには国道が走っていますが、朝晩の通勤時間を除けば交通量はそれほど多くなく長閑なものです。
少し山のほうに入ると、車の走行音は気にならなくなって代わりにサワサワと木々が揺れる音と川を流れる水の音。
夢中で農作業をしていて、ふと手を休めた瞬間、ちょっと怖さを感じてしまうくらいの自然の調べ。

今の時代、野生動物の被害も多いので別の怖さもありますが……
意外な共通点
フィンランドと日本って似ているって聞いたことありませんか?
遠く離れた北欧の国フィンランドと日本のはいくつかの共通点があるのだそう。
まずは、家の中では靴を脱ぐ。
ヨーロッパというか外国では家の中でも靴を履いたまま過ごすのが当然と思っていました。
よく映画とかで目のする靴のままベットに横になってる姿。
日本人にとってそれは「あり得ない!」ではないでしょうか。
フィンランドでは、日本のような玄関にたたきがあるのではなく玄関を入ったところに靴を脱ぐスペースがあるらしいのですが、靴のまま家の中に入らないというのは外の汚れを家の中に持ち込まない、清潔で心地よい暮らしを好む日本人に近いですよね。
それと、森が多いフィンランドは木をそのまま活かす「木の文化」を持っているのです。
欧州では石造りの建物が多いですが、フィンランドは森の恵みである木を利用した木造の家が主だそうです。
フィンランド発祥のサウナも木は不可欠ですよね。
あとは、国民性が似ているとか、鮭が大好き!とか笑
意味は違いますが、言葉の発音も日本語と似通っているものが多いです。
例えば、「moi moi(モイモイ)」
”バイバイ”や”じゃあね”、または”こんにちは”という意味です。
同タイトルの絵本もあって色使いが鮮やかで赤ちゃんが興味を示すような絵柄で、我が家の孫も喜んで見ていました。
花は「kukka(クッカ)」木は「puu(プー)」
何だかとても可愛らしいですよね。
”touko”も”トウコ”と発音するので、その意味はもちろん言葉の響きも気に入ったので農園の名前にしたのです。
憧れの北欧家具
北欧雑貨もシンプルさと可愛さを兼ね備えた素敵なものばかりで大好きです。
自然素材を用いたものが多いので、あたたかみのある見た目と触り心地に心が奪われますよね。
我が家は典型的な日本家屋ですが、なぜか北欧雑貨屋さん家具ってしっくりおさまるのです。
これも共に木の文化だからなのでしょう。
丁寧に作られた北欧家具はシンプルなデザインで飽きがこなく、長く使えるのが特徴です。
北欧雑貨の小物や食器を少しづつ集めていますが、今farm toukoが気になっているものはソファ。
ソファは存在感があるので慎重に選びたいですよね。
そんな時に出会ったのがこのサイト。
どの商品もシンプルな色とデザインでどんな部屋とも相性が良さそうです。
自然素材で丁寧に作られた北欧家具は一生物。
信頼できるショップで購入することをおすすめします。
farm toukoの森の中でくつろいでいるかのような安心感のあるソファでバロンと一緒にお昼寝するのが夢です!笑
そしてfarm toukoが、北欧の暮らしで共感できることは、自然に存在するすべてものには精霊が宿っていると言う考え方。
道端に生きる花や草、森に暮らす動物たちはもちろん木々や葉に落ちる雨粒にさえ精霊がいるというのです。
日本的に言えば、「八百万の神」でしょうか。
文字通り800万の神様がいるという数えきれないほどの数の多さを表す比喩です。
フィンランド人と同じように自然界に存在するすべての物はもちろん、食べ物や食器、家具、果ては便器の神様まで存在するのです。
この考え方はとても素敵というか自分を取り巻くあらゆる物・事柄に感謝し丁寧に暮らしていく上で大事なことだと思います。
北欧の暮らしに憧れるのは、そういった考え方に惹かれたからかもしれません。

フィンランドの森のように深くはないけれど、大きな湖ではなく小さな用水池しかないけれど、farm toukoの圃場はちょっとだけ北欧の香りするのです。



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