立春。
暦の上では「春のはじまり」ですが、
実際はまだ寒さが残り、身体も心もついていけず、
なんとなく不調を感じやすい時期でもあります。
・眠りが浅い
・気分が落ち着かない
・胃腸の調子がいまひとつ
・肩こりや頭の重さが抜けない
それ、気のせいではなく
冬の身体から春の身体へ切り替わる途中だからかもしれません。
立春は、無理に頑張る時期ではなく
「整えながら、ゆっくり春を迎える準備期間」。
今回は、
立春に起こりやすい不調と、
それをやさしく整える食養生、
そして日々の過ごし方についてお話しします。
立春とはどんな季節?
立春は、二十四節気の最初の節気。
暦の上では春の始まりですが、
自然界ではまだ冬の名残が色濃く残っています。
薬膳ではこの時期、
身体の中では**「気(エネルギー)」が動き始める**と考えられています。
冬のあいだ内側に溜め込んでいたものが、
少しずつ外へ向かおうとする――
その変化が、不調として現れやすいのが立春です。
立春に起こりやすい不調
立春は「肝」の働きが活発になり始める時期。
その影響で、次のような不調が起こりやすくなります。
- イライラしやすい
- 気分が不安定
- 眠りが浅い、夢をよく見る
- 肩こり、首こり、頭痛
- 胃腸の不調(食欲不振・胃もたれ)
特に、
「まじめ」「頑張り屋」「我慢しがち」な人ほど
肝に負担がかかりやすいのもこの時期の特徴です。
立春の食養生の基本
立春の食養生のキーワードは
「巡らせる」「溜め込まない」「温めすぎない」。
✔ 冬の名残で冷えた身体を、やさしく目覚めさせる
✔ 気の巡りを良くして、心と身体の詰まりをほどく
✔ こってり・食べ過ぎを控え、軽やかに
「まだ寒いから」と
重たい料理や甘いものを摂りすぎると、
かえって春の不調を引きずってしまうことも。
立春におすすめの食材
立春には、こんな食材がおすすめです。
- 青菜類(小松菜・春菊・菜の花など)
→ 気の巡りを助け、春の身体にスイッチを入れる - 柑橘類(みかん・ゆず・レモンなど)
→ 気分の滞りを和らげる - 香りのある食材(三つ葉・しそ・セロリ)
→ イライラや緊張をゆるめる - 軽めのたんぱく質(豆腐・白身魚)
→ 胃腸に負担をかけずエネルギー補給
温かい汁物に
青菜や香味野菜を少し足すだけでも、
立春らしい養生になります。

立春の過ごし方のポイント
食だけでなく、暮らし方も大切です。
- 早寝早起きを意識する
- 深呼吸をする時間をつくる
- 無理な予定を詰め込まない
- 少し散歩して、外の空気を吸う
春は「動き出す季節」ですが、
立春はまだ準備運動の段階。
急にアクセルを踏まず、
身体と相談しながら、
ゆっくり春に近づいていきましょう。
まとめ|春は「がんばらない養生」から
立春の不調は、
身体がサボっているわけでも、弱っているわけでもありません。
季節の変わり目に、
ちゃんと反応している証拠。
だからこそ、
気合いを入れるよりも、
少し力を抜いて整えることが、いちばんの養生です。
春はもうすぐそこ。
その一歩手前を、
やさしく、心地よく過ごしていきましょう🌸


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